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モンステラの枯れた葉はどうする?復活は…しません

今回はモンステラの枯れた葉の処理はどうすればいいのかという話題の解説です。

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目次

枯れた葉が治ることはありません

斑入りモンステラの斑の部分が枯れるのはよくあることです。

それについては以下の記事で解説しました。

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また斑がない通常モンステラでも葉が枯れることはよくあります。

斑が枯れるということはそこの細胞は死んでいるわけで、再生することはないです。

この場合清潔なハサミで枯れた部分をカットするしか無いです。

当然ながらカットした部分にニョキニョキ新しい葉の組織が再生されるということもないので、その葉はもうそういう形だと諦めて次の葉を元気に展開させることに労力を捧げましょう。

枯れた葉は放置しないほうがいい

再生することのない枯れた葉(部分的でも)をハサミで切るわけですが、これには以下の2点の理由があります。

  • 見栄えが悪い
  • カビ予防

まず緑と白、あるいは緑一色の元気な雰囲気がモンステラの醍醐味なので、そこに茶色い汚れみたいな枯れが存在していると見栄えが悪くなるためそういう部分を切るというのがあります。

次に枯れた部分はカビに弱くなるので、カビが健康な葉にまで悪影響を与えるのを避けるためというのもあります。

なおハサミはアルコールで殺菌してから使ったほうが安心です。使い古した殺菌していないハサミだと切り口から病原菌が入る恐れがあります。

薬局や100円ショップで売っている消毒用エタノール(濃度70〜80%前後のもの)をティッシュやコットンに含ませ、ハサミの刃を両面からしっかり拭くとよいでしょう。

見栄えが悪いから切る

ではただ切ればいいのかというとちゃんと切り方があります。

  • 葉の先端(あるいは一部の斑)だけが枯れているなら、その枯れた部分(病気予防のため、枯れを1mmほど残すのが安全です)をカットする
  • 葉全体が黄色〜茶色く枯れてきているなら、茎の根元(節の手前)から思い切ってカットする

枯れた部分をちょっと残すのは、生きた細胞の元気な部分を切ってしまうとそこがまた無防備になってされに枯れてしまうからです。

植物は葉の一部が傷ついたり枯れたりすると、それ以上被害を広げないために、生きた組織と死んだ組織の境界にカルス(癒傷組織)やフェノール物質などを集めた「隔離層(防波堤)」を自ら形成します。

これによって、死んだ部分から水分が抜けるのを防ぎ、同時に雑菌の侵入をブロックしています。

この防御部分があるから枯れた部分を切る必要はないのではないかと思うかもしれませんが、枯れた部分は後述するカビの温床になりやすく、枯れを放置するとカビの絶対量が増えてしまって、この防御層では太刀打ちできなくなります。

なので「病気予防のため、枯れを1mmほど残すのが安全」という処理になります。

枯れの部分は最小限にしつつ、防御層で対処可能なカビの量にする。

なので枯れた部分を「部分的に」切るのが正解になります。

また葉っぱ自体が完全に枯れているのを放置すると葉を落としたり、そこに無駄なエネルギーを使ったりしてしまうことがあり、新しい葉に回すエネルギーが足りなくなるので、枯れてしまったもう無理な葉っぱは全部切ってしまいましょう。

ただし、「節」は切らないでくださいね。節は新芽が出る場所なので、茎伏せ用に節を取るなら止めませんけど、枯れた葉っぱごと節を切ると新芽が出る場所まで切ってしまっているのでもったいないです。

節を残して葉っぱを切るという話題で解説した以下の記事もご覧ください。

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切って残した「先端の」節からしか新芽は出ません。これは頂芽優勢という性質で、モンステラの頂点(頂芽)では自身より下の節に対して芽を休眠させるホルモン(オーキシン)が出ているので脇からどんどん芽が出るというわけではないのです。

たまに二股になったりするので絶対の法則ではないのですが、基本的に頂芽優勢が働くと考えてよいです。

カビ予防

枯れた組織は湿気を含むとカビ(灰色かび病など)や雑菌の温床になりやすい性質があります。

これは斑入りでも斑なしでも共通でそもそもカビというのは死んだ細胞を好んで繁殖する性質があります。

多くの植物病原性のカビ(灰色かび病など)は、生きた元気な組織よりも、弱った組織や死んだ組織(有機物)を分解して栄養にする性質(死物寄生性)が強いです。

また枯れた部分は細胞が死んでいるので免疫力がゼロです。

しかも細胞が死んで無数の穴が空いており、そこに湿気を溜めやすい性質があります。

枯れた部分というのは湿度良好、細胞の抵抗力ゼロ、栄養満点というカビにとって非常に有利な環境なので、放置すると簡単にカビにやられます。

そして見栄えの章でも書きましたが、カビが全開で繁殖した枯れた部分というのはカビの温床なので周りの元気な細胞も攻撃します。

すると元気な部分もカビにやられてしまうため、枯れたらやはりきちんとしたやり方でカットする必要があるわけです。

葉っぱが全部枯れてしまったんだけど…

葉っぱが全部枯れていても節があるならそこから新芽が生えてきます。地上部の枯れた葉っぱを全部切ってしまって節だけ残します。

  • 温度: 22℃ 〜 28℃(15℃を下回ると休眠状態で芽が出なくなります)
  • 光:1,000 lux 〜 3,000 lux(弱めのカーテン越し)
  • 湿度: 70% 〜 85%

基本的に茎伏せと同じ管理が求められるので詳しくは以下の記事をご覧ください。

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環境が最適に整っている(25℃・高湿度)という前提で、早ければ3週間〜1ヶ月、通常であれば1.5ヶ月〜2ヶ月ほどで成長点がプクッと膨らみ、新芽が顔を出します。

温度管理がシビアになるので、春から秋に行うのが一番いいですが、冬に枯らしたまま放置するのもなんだかな〜というときは(といっても葉っぱなし状態でも休眠で冬を超すことは可能です)以下の記事の方法で保温してください。

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もし休眠状態で冬を超す場合は、地上部がなくなっているので以下の注意点を守りましょう。

  • 土はちょっと湿ってるくらいで十分。普通の湿り具合で維持すると確実に根腐れします
  • 湿度は高めに。茎から水分が蒸発していくので、乾燥しすぎると春を待たずに枯れて株が終わります
  • 10℃以上を必ずキープする。これ以下だと耐えきれず冬を越せません

復活させている最中に次第に茎が黒くブヨブヨしてきたら腐ってきているのでそこを切り取ってください。詳細は以下の記事でも扱っています。

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まとめ

今回はモンステラの枯れた葉の処理はどうすればいいのかという話題の解説でした。

基本的に残さずに切り取ったほうがいいです。

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