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モンステラの根っこを切る方法:気根・地中根

今回はモンステラの根っこを切る場合のやり方や注意点などについて解説します。

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目次

気根の切り方

気根は色々とバランスを見ながら切る必要があります。

基本的に地中根がしっかりしているなら大部分を切っても問題ないのですが、根腐れしていたりすると気根を切ることで水分の供給ルートがゼロになって枯れてしまいます。

だいたい全体の50%以上を残すようにするといいでしょう。

見栄えの悪い気根を切って、半分以上の気根を地中に誘引したりして地中根にして株を支える役割にするみたいにすれば大きな問題になりにくいです。

気根の性質などについて解説した以下の記事もご覧ください。

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伸びすぎた気根

気根は放っておくとどんどん伸びていくため鉢の美観が損なわれるほどグルグル伸びたら切りましょう。

根本から切っても途中から切ってもOKです。

  • 根本から切る:もうそこからは気根は伸びてきません
  • 途中から切る:新しい気根が分岐して出てきます

ご自身がどう株を仕立てたいかで決めましょう。

一応このメカニズムを解説します。

気根というのは根本から先端まで同じ組織になっています。

要するに一本の金太郎飴みたいな状態です。

気根の成長点は根の先端にあり、そこからはオーキシンというホルモンが出ています。

このホルモンは側根という分岐する根を抑えて先端からどんどん根が伸びるように促しているのですが、根を切ると成長点からのオーキシンの分泌が止まって、側根が伸びるスイッチが入ります。

根の内部には「内鞘(ないしょう)」という細胞の層が一本のストローのように、根本から先端付近までずっと通っています。

側根(分岐根)は、この内鞘という組織がどこからでもパカッと割れて、中から突き破るように出てくる性質を持っています。

つまり、気根はどこで切られても、残った部分のどこからでも分岐根を出せるポテンシャルを持っています。

ではなぜ根本から気根を切ると側根が出なくなるのか。

根本に近ければ近いほど、その気根は「古い組織」です。

古く硬くなった組織は細胞分裂の活性が著しく低下しているため、切られても新しい根を押し出すパワーが出ないことが多いのです。

また根本から綺麗サッパリ切ってしまうと、それはもう茎の断面まで到達しますから、気根の要素がなくなってもう側根が出る余地がなくなるというのもあります。

また先端に近い「若い組織」ほど水分や養分が多く、ホルモンへの反応も敏感です。

これらの要素からもし気根を再び伸ばしたいなら根本から「最低でも 3cm 〜 5cm 以上」残すというのを意識してみてください。

気根を切るときの注意

  • 消毒された清潔なハサミを使う
  • 切り口に癒合剤を塗る
  • 切り口は斜めではなく真っ直ぐ
  • 暖かい時期に行う
  • 樹液に触らない

まずハサミは火で炙るか消毒用エタノールで消毒してから使いましょう。

ハサミに雑菌がついていると、切り口から腐る場合があります。

また切り口にトップジンMペーストという癒合剤を塗ると切り口の殺菌と保護ができてよいです。

また切り口は真っ直ぐのほうがいいです。切り口が斜めだとデリケートな組織の面積が増えるので枯れ込みやすくなってしまいます。

切り口はデリケートな組織なので、植物の活性が落ちている休眠期(15℃以下)の場合、回復が追いつかずに雑菌にやられて黒く腐る場合があります。

できれば春〜秋の暖かい時期に行ってください。

最後に樹液ですが、モンステラを切ったときに出てくる樹液にはシュウ酸カルシウムという成分が含まれており、皮膚につくと痒みや炎症を起こすことがあります。

手袋を着用するか、付着した場合はすぐに流水で洗い流してください。

地中根の切り方

黒い腐った根を切る

地中根は黒い腐った根を切るのが主体になります。

触るとフカフカ・ぶよぶよしている、引っ張ると芯だけ残って周りの皮がツルッと剥ける、異臭(ドブのような臭い)がする場合それは腐っているので、腐敗が進むのを止めるため、黒く腐った部分だけでなく、その上の「健康な白い(または硬い茶色の)組織」が1mmほど含まれる位置で、生きた組織ごとスパッと切り落とします。

ただし色が黒っぽくても健康な根もあるので、上のような状態でない黒い根は残しておいたほうがいいでしょう。

鉢に入り切らない根をボリュームダウンする

植え替えの際、鉢に入り切らないからといって健康な根をパチパチ切りすぎるのはNGです。

根は水分と養分を吸収する生命線ですから、切りすぎると株が維持できなくなります。

健康な根を切る場合、全体の「3分の1(約30%)」までに留めるのが鉄則です。これ以上切ると、地上部の葉に水分を送れなくなり、植え替え後に葉が黄色くなって落ちてしまいます。

鉢の底でぐるぐる巻きになっている根(ルーティング現象)の先端や、長すぎてどうしても収まらない根を中心に整理します。

鉛筆ほどの太さがあるような主根(大元の太い根)を切った場合は、そこから菌が入りやすいので、ピンポイントでトップジンMペーストを塗って数分乾かしてから植え付けてください。細い根にいちいち塗る必要はありません。

塗るときは樹液でうまく塗れない場合があるので、ティッシュなどで水分を取ってから塗ると成功しやすいです。

剪定した後は「すぐに水やりをしない」ようにしましょう。

根をハサミで切った直後は、傷口がまだ完全に塞がっていません。

植え付けてすぐにジャバジャバ水をやって土を過湿にすると、その傷口から再び菌が入り、また根腐れを起こす原因になります。

少し湿り気のある新しい土に植え付けたら、丸1日〜2日ほどは水やりを我慢し、日陰の風通しの良い場所で傷口を乾燥(治癒)させてから、最初の水やりを行ってください。

新しい葉が動き出すまで(少なくとも3週間〜1ヶ月程度)は、肥料は一切与えず、水だけで管理します。ただし活力剤(メネデールなど)を薄めた水を与えるのは、発根を促すため非常に効果的です。

まとめ

今回はモンステラの根っこを切る場合のやり方や注意点などについて解説しました。

切る場所とか切る部位、量など注意点がありますので参考にしてみてください。

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