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モンステラの茎伏せ中の水やりはどうする?

今回はモンステラの茎伏せ中の水やりについて解説します。

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目次

基本は土とか水苔を湿らせるだけ

寝かせた茎の上からドボドボと水をかけても切り口と気根以外からは水が入らないので切り口付近と気根を濡らすのが基本になります。

ただまったく蒸散しないのかというと乾燥環境だと徐々にシワシワになっていき体力が尽きる場合もあるため、「加湿」と「切り口付近の湿り気」が重要です。

茎伏せでシワシワになることについては以下の記事もご覧ください。

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つまり高湿度で保ちつつ、茎の切り口が触れている場所を多少湿らせるのが基本となります。

茎伏せのときの水やり

水苔が乾いていていたら都度霧吹きするくらいで書くと色々細かいところが気になると思われますので、茎伏せの各段階での「切り口と気根への給水」「高湿度維持」に関してもう少し詳細に解説します。

茎伏せの全工程に関しては以下の記事で扱っているのでそちらもご覧ください。

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今回は水苔での茎伏せを前提にします。必要なものは以下となります。

メネデールとトップジンMペーストを使うとなお良いです。詳細は以下の記事をご覧ください。

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茎伏せの手順

茎伏せの手順です。

  1. 水苔を水に浸してしっかり戻す(メネデールを使うとより良い)
  2. 手でギュッと限界まで固く絞り、余分な水を完全に切る。(水がしたたる状態はNG)
  3. タッパーの底に、水苔をふんわりとほぐしながら 2〜3cm ほどの厚みで敷き詰める(押し固めない)
  4. その上にモンステラの茎をコロンと乗せる

水苔自体の保水力が高い+タッパー内が結露するため、フタをしていれば基本的に追加の水やりはほぼ不要です。水苔の表面がカサカサしてきたら、霧吹きで軽く湿らせる程度で十分です。

完全密閉で長期間放置するとカビの素なので一日に一回蓋を開けて空気の入れ替えをしてください。

また茎を水苔に置く際は気根が伸びている場合気根を下、成長点を上にして置いてください。

湿度を厳密に管理したいなら水苔の上に湿度計を置いて80%程度を維持するように適宜下回ったら霧吹きしてください。

トップジンMペーストとかアロンアルファで切り口をガチガチに保護していないなら水苔を「やんわり」と切り口に触れさせると多少水分が供給されてシワシワを遅らせることができます。ただし腐るリスクも高まるので当サイトではトップジンMペーストを使うことを推奨します。

湿らせるときの考え方

基本的に水苔を湿度80%くらいで湿らせておけば大きな問題はないのですが、一番湿らせたいのは気根の周囲になるので、そこに水をどうやって届けるかという話になります。

切り口に優しく水苔が触れるようにしてもいいのですが、トップジンMペーストを切り口に塗って保護してしまうと、そこから水が浸透することはほとんどなくなるので、気根そのもの、あるいは気根になりそうな出始めの部分(成長点の裏)に湿り気をどう感じさせるかが重要です。

気根は用土に触れてそこに水があれば地中根になって根を広げ、水分を吸収し始めます。気根の茎伏せでの役割については以下の記事もご覧ください。

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また地中に到達していない気根は湿り気を感じでそこを地面だと判断してそっちに伸びていきます。

つまり気根付近に湿り気がないと気根はどっちに根を伸ばせばいいのかわからず気根が十分伸びません。

そうすると水分吸収が滞ってしまって成長が滞ります。

  • 最初に水苔に埋めるときは気根を水苔に埋める、あるいは最低でも水苔に触れさせる
  • 気根がまだ出始めのときはその部分が水苔に触れるようにする
  • 水苔が乾いてきたら茎の上から霧吹きして、下に流れた水が気根の部分を湿らせるようにする

霧吹きで水苔全体にふわりと水分を届けるのもタッパー内の湿度を高めて表皮からの蒸散を遅らせるという役割があるので必要です。

ただ、気根に頑張って水を吸い始めてほしいので、茎の上からも霧吹きして茎を濡らします。

表皮からの水分吸収はほぼ無いのでそこから腐る心配はあまりありません。

一番問題なのが切り口に水分が触れることで病原菌に侵入する隙を与えることなのですが、トップジンMペーストで切り口をガッチリ保護しておけばその心配もあまりありません。

ただトップジンMペーストの塗りが弱いとむき出しの切り口から菌が侵入して腐るので塗り残しがないようにしましょう。

茎が腐ることに関しては以下の記事でも扱っています。

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霧吹きのタイミングとしてはタッパーで密閉していればあまり乾かないので数日に一回とか一週間に一回とかでいいです。

茎自体と水苔全体に弱めに霧吹きして湿度と気根への給水を行いましょう。

芽が出てから葉っぱ2枚までの水やり

芽が出たらタッパーからは卒業です。

葉っぱ2枚までの育成方法は以下の記事で解説しています。

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準備するのは3号鉢です。種まき培養土でもいけますが、ベラボンのほうが簡単です。ベラボンは最初に水で給水させて絞ってください。

  1. 元の資材の処理→ 水苔: 根に絡みついている水苔は絶対に無理に剥がさないでください。周りの余分な部分を優しく落とすだけでOK。水苔がついたまま土に植えます。→ベラボン・挿し木土: ポロポロと自然に落ちる分だけ落とせば大丈夫です。
  2. 植え付け: 鉢の底に少しベラボンを入れ、株を配置します。周りに優しくベラボンを足していきます。

ベラボンだと後々土に植えるときも簡単なのでベラボンでのやり方を解説します。

「元の古い茎(親の茎)」が完全に土に埋まらないように注意してください。古い茎が土に深く埋まると、そこから腐ることがあります。新しく出た根が土に埋まっていれば十分です。

タッパーという「湿度100%の天国」から部屋に出てきたばかりです。

急激な乾燥に耐えられないため、最初の1〜2週間は、レースのカーテン越しの柔らかい光が当たる、風通しの良い「室内」でじっくり環境に慣れさせてください。エアコンの風が直接当たる場所は厳禁です。

なお光の量や置き場所に関しては以下の記事で扱っているので参考にしてみてください。

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日々のお手入れは以下となります。

  • 最初の1ヶ月は「肥料なし」で100%大丈夫。水だけ与えます。
  • 鉢上げから約1ヶ月後〜では薄めの「液体肥料」を開始します。通常よりもさらに薄い1000倍〜2000倍程度の液肥を二週間に一回与えます。それ以外の水やりはただの水でOKです。

ベラボンは乾くと「カサカサ」と軽くなり、触ると硬くなります。

タッパーの中とは違って、部屋の空気の中では意外と早く乾くので、「表面がカサカサに乾いて、鉢が軽くなったら、底から流れるまでたっぷりあげる」というメリハリを意識してください。

ベラボンなら、多少水の回数が多くなっても根腐れしないので安心です。

液肥は水やりと同じ感覚で与えます。

葉っぱ3枚〜4枚

これも以下の記事で扱っているので参考にしてみてください。

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以下植え替えのサインです。

  • 葉っぱが3〜4枚に増え、3号鉢に対して頭でっかち(不安定)になってきた。
  • 鉢の底(スリットや穴)から、白くて太い根が何本か飛び出してきた。
  • 水やりをしても、以前よりベラボンが乾くスピードが異常に早くなってきた(鉢の中が根でいっぱいになっている証拠です)。

新しい鉢(4号〜5号サイズ / 直径12〜15cm程度)を用意します。

一気に大きすぎる鉢(6号以上など)にすると、土の量に対して根が少なすぎ、土が何日も乾かずに根腐れの原因になります。

市販の「観葉植物用の土」を用意します。

観葉植物用の土を色々分析した記事も書いているのでよろしければご覧ください。

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鉢底ネット・鉢底石(鉢の穴が大きい場合)を用意します。

植え替えの数日前から水やりを控え、ベラボンを少し乾燥気味にしておくと、鉢からスポッと抜きやすくなります。

3号鉢の側面を優しくモミモミと揉みほぐし、モンステラの株元を優しく持って引き抜きます。

根がびっしり回っていれば、ベラボンを抱え込んだまま、きれいな「鉢の形」のまま抜けるはずです。

根の周りにガッチリ固まっているベラボンは、絶対に無理にほぐしたり、むしり取ったりしないでください。

ポロポロと自然に落ちる外側のベラボンだけ軽く落とせば十分です。

ベラボンは土に混ざっても最高の通気性改善材になりますので、「ベラボンの塊ごと」新しい土へ植え込みます。

  1. 新しい鉢の底に、鉢底石を薄く敷き、ブレンドした培養土を鉢の1/3〜1/2ほど入れます。
  2. モンステラの株(ベラボンがついた状態)を真ん中に置きます。
  3. 高さの調整: 親の古い茎(最初のカット茎)が土に深く埋まらないよう、土の表面の高さ(ウォータースペースを2cmほど残す)を意識しながら、周りに隙間なく新しい培養土を注ぎ入れていきます。
  4. 鉢の周りを軽く叩いたり、割り箸などで土の表面を優しくつついて、根と新しい土の隙間を埋めます(ギューギュー押し固めないこと)。

植え替え後の注意点は以下となります。

  • 植え替え直後は鉢底から真っ黒な泥水(土の微塵)が出なくなるまで、透明な水がサラサラ流れるくらいたっぷりと水やりをします。
  • 最初の1週間は、直射日光を避けた「室内の明るい日陰」で、風通しよく管理します。
  • 肥料(液肥含む)は、植え替え後2〜3週間は一切与えないでください。新しい土(培養土)にはあらかじめ元肥(栄養)が入っていることが多いですし、まずは根が新しい土にしっかり伸びるのを待ちます。

基本的に最初の一週間はとくに水やりしなくていいです。

半日陰に置くので水分の蒸散もほとんどないですし、最初にたっぷり水を与えているのであればその水分だけで一週間もちます。

ただもし1週間経つ前に、土の表面がしっかり乾いて白っぽくなったり、指を第一関節まで入れてみて中までカラカラに乾いているようであれば、その時は水やりします。

毎日1〜2回の「葉水(霧吹き)」をしてあげると、株の負担が減って喜びます。

一週間経って日向に移した場合は「土の表面が乾いてから、さらに1〜2日待ってから」たっぷりと与えます。あんまり高頻度で水やりしすぎると根腐れして終わります。鉢が大きくなっているので土の奥まで乾くのに時間がかかるので1日2日待ってから与えます。

あげる時は、鉢底から水がチョロチョロと流れ出てくるまでたっぷりと。

受け皿に溜まった水は、根腐れの原因になるので必ずその都度捨ててください。

また湿度と光に関しての以下の記事もこの時期の管理の参考になると思うのでご覧ください。斑入り・斑なし双方で解説しています。

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まとめ

今回はモンステラの茎伏せ中の水やりについて解説しました。

芽を出すまでは水苔の湿り具合と気根に水分が触れているかを意識するとよいでしょう。

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