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モンステラが急に成長しない?原因と対策

今回はモンステラの成長が急に止まるというときの原因と対策の解説です。

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目次

原因はだいたい3つ

大きく以下の3つが主な原因です。

  • 日照不足
  • 根っこ周りの環境

日照不足

当サイトではモンステラの光量の目安を株の成長段階ごとにまとめてきました。それが以下の記事です。

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これらの目安の光量に届いていない環境だと現状維持に必要なエネルギーと葉っぱから光合成で入ってくるエネルギーが釣り合ってしまって成長のための余力がなくなり、成長が止まります。

以下目安の光量です。

茎伏せの段階

1000Luxから3000Lux程度必要です。これは以下のような場所となります。

  • レースのカーテン越しの窓辺(直射日光が当たらない場所):直接強い光が当たらない、部屋の少し内側などが理想的です。
  • 明るいリビングの棚の上:人が心地よいと感じる温度(20℃以上)が保たれやすく、空気も停滞しにくいため、発根・発芽の成功率が上がります。

葉っぱ1枚〜2枚

この段階までは基本的に簡単に成長します。

茎からのエネルギー供給などもあるので光合成が大したことなくてもエネルギー的には足りるからです。

  • 斑なし:3000Lux〜8000Lux
  • 斑入り:3000Lux〜5000Lux

3000Lux〜8000Lux程度の場所は以下となります。

  • レースのカーテン越し、またはブラインド越しの窓辺:南向きや東向きの窓辺で、レースのカーテンによって直射日光が柔らかく遮られている場所が最適です。
  • 明るい部屋の、直射日光が差し込まない壁際:部屋全体がしっかり白い光で満たされているような場所であれば、窓から少し離れていても健全に育ちます。

3000Lux〜5000Lux程度の場所は以下となります。

  • レースのカーテン越しの窓辺(南向き・東向き)から40cmくらい奥に入った場所
  • 北向きの窓辺

心配なら照度計で測ってください。

葉っぱ3枚〜

必要な照度は以下となります。

まずは斑なしの場合。

  • 10,000 〜 15,000 lux(健康的・理想のベース): モンステラが最もガンガン光合成をして、次々に大きな葉を出してくれる素晴らしい光量です。この明るさがあると、3〜4枚目の時点でバキバキに切れ込みや穴が入った、いかにもモンステラらしいカッコいい葉が展開しやすくなります。
  • 20,000 〜 30,000 lux(上限の目安): これくらい強い光にも耐えられますが、ここまで上げる場合は「しっかり土が湿っていること」と「風通しが良いこと」が必須条件になります。

このような場所は以下となります。

  • 南向き・東向きの窓際(レースのカーテン越し、または遮光なし): 春や秋、冬の時期であれば、遮光なしの直射日光(窓ガラス越し)に当てても平気なほどタフです。ただし、真夏(6月〜8月)の正午〜午後の直射日光だけは窓際で50,000 luxを超えてしまい、いくら斑なしでも「葉焼け」を起こすことがあるため、夏場だけは薄手のレースカーテンを1枚挟んだ窓際がベストです。
  • 日当たりの良いベランダや庭(春・秋の屋外) :もし可能であれば、最低気温が15℃以上の春や秋の時期は、屋外の遮光ネット下や明るい日陰に出してあげると、室内とは比べ物にならないほど太い茎と大きな葉に育ちます。

次が斑入りの場合。

  • 5,000 〜 6,000 lux(安全圏): 斑(白い部分)を絶対に焦がしたくない場合のベストな光量です。美しい白をキープしながら、緑の部分もしっかり光合成ができます。
  • 6,000 〜 8,000 lux(成長促進・挑戦圏): 3〜4枚目以降の新しい葉を大きくし、モンステラ特有の「切れ込み」や「穴」をしっかり出したい場合の理想的な光量です。ただし、この光量にする場合は「空気が常に動いていること(風通し)」と「適度な湿度(55%以上)」が維持されていることが条件になります。環境が止まったままだと斑が焦げるリスクが上がります。

基本的に斑が入ると光が強すぎて葉が焼ける・茶色になる現象が起きやすくなります。それについて解説したのが以下の記事です。

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この条件に適した場所は以下となります。

  • 南向き・東向きの窓辺から「1mほど室内に入った」場所 :だいたい6000Luxくらいになります。
  • レースのカーテン越し(2重レースや遮光率40〜50%)の窓際: 「木漏れ日のような柔らかい光」がコツです。

根っこ周りの環境

以下の根っこ周りの環境要因で成長が止まることがあります。

  • 根と葉の量のバランスが取れていない(葉っぱに対して根が足りていない)
  • 水管理の仕方があっていないために根腐れしている

根と葉の量のバランスが取れていない(葉っぱに対して根が足りていない)

特に葉っぱ2枚くらいのときは、芽が出て、それと同じくらいの時期に白い根っこが土に刺さって、そこから葉っぱが1枚、2枚出たくらいです。

根っこがまだ葉っぱに対して量的に少ないと、植物はバランスを取るために地上部の成長を止めます。

これをT-R率(Top-Root Ratio)といいます。

T-R率 = 地上部の重量 (Top) / 地下部の重量 (Root)

で表されます。

植物はT-R率が一定になるように自身の成長をコントロールしています。

  • 根(R)が少ないとき: 水分や養分を吸い上げる力が足りないため、これ以上葉(T)を増やすと干からびてしまいます。そのため、植物は地上部の成長を完全にストップさせ、すべてのエネルギーを「根を伸ばすこと」に集中させます。
  • 葉(T)が少ないとき: 光合成で作るエネルギーが足りないため、まずは葉を広げて光を浴びようと、地上部の成長を優先します。

成長が止まるのは根が少ない可能性が高く、鉢底とかスリットから根が見えるくらい成長しているかどうか確認してみるといいかもしれません。

とはいえ、根が十分っぽいのに、地上部の成長が止まる状態もありえます。以下我が家のモンステラです。枯れそうだった株をベラボンに移して温室管理していたところ復活したのですが、根は鉢底から飛び出しています。

この状態で言えば「根が多い」のだから「葉も増える」はずですが、そうなっていません。

原因として以下が考えられます。

  • 単に「次の芽(潜伏芽)」の準備に時間がかかっている:根がしっかり張った後、地上部を動かすためのスイッチが入るまで1〜2ヶ月ほどタイムラグがあるのはよくあることです。
  • 「根詰まり」で根の機能が落ちている:根の先端の新しい根が栄養をよく吸い上げます。根詰まりで新しい根が伸びないと吸い上げる力が足りずに成長が止まります。

よく観察してみると成長点の膨らみと新しい葉っぱの部分があるので、おそらくタイムラグの線が濃厚なのですが、かといって根が結構伸び切っているようにも見えるのでこのあと3号鉢から4号鉢に植え替えました。

根の張り具合は透明の鉢だと結構確認しやすいのでおすすめです。

水管理の仕方があっていないために根腐れしている

以下の記事でモンステラの土の表面のカビについて解説しました。

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原因はこれとかぶるのですが、以下の5項目が根腐れを助長します。

  • 水やりの失敗
  • 葉っぱ周りの空気の淀み
  • 光量不足
  • 選んだ土の水はけが悪い
  • 鉢が根と葉に対して大きすぎる

水やりの基本は「土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷり」です。

こまめに常に湿った状態を維持するだと失敗します。

受け皿に水を溜めたままだとそれも土が乾かない原因になるのでちゃんとこまめに捨ててください。

また葉っぱ周りの空気が淀んでいると葉っぱ周りの湿度が上がりすぎて蒸散がストップします。

蒸散は根から水を吸い上げる駆動力ですから、根が土の水分を吸い上げなくなって根腐れします。

葉が「たまに、1枚か2枚がゆらゆらと優しく揺れる」くらいの風量で葉っぱ周りの空気を動かすと効果的です。

また光合成で根から吸い上げた水分を使うので、光合成が滞ると根が水分を吸い上げる動機がなくなって根腐れします。上で書いた適切な光量を参考にしてみてください。

また水はけの悪い土を使っていても根腐れします。いつまでも土から水分が流れずに留まるからです。モンステラの土については上の土とカビについての記事もご覧ください。

また鉢が大きすぎるのもいけません。

根っこからしか水は吸い上げられないので、土が多すぎると根が届いていない場所の土はただ湿ってジメジメしているだけになります。すると根腐れの素になってしまいます。鉢の目安は以下となります。

  • 理想のサイズ: 根の塊がすっぽり収まり、周囲に1〜2cmほどの隙間(土が入るスペース)ができる大きさ
  • 号数での目安: 今の根鉢の直径より「1号(3cm)大きい鉢」、根が少なめの株なら「同じサイズ(同号数)で土だけ新しくする」のが最も安全です。

葉の広がりを基準にするなら以下となります。

目安: 葉の広がり(直径)の「半分〜3分の1」程度の鉢の直径が目安です。

例えば、葉が横に50cm広がっている株なら、鉢の直径は15〜18cm(5〜6号鉢)程度で十分にバランスが取れます。

茎と重心で測る方法もあります。

目安: 茎が太く、葉の重みで鉢がひっくり返らない程度の自立性が保てる最小限のサイズ。

葉の枚数が4〜5枚と多くても、茎がまだ細ければ4号〜5号(直径12〜15cm)のスリット鉢などでタイトに育てる方が安全です。大きくなって重心が崩れる場合は、鉢を大きくするのではなく「支柱(モスコールなど)」を立てて固定します。

冬は休眠するので地上部の成長は止まります。

気温が約15℃以下になると成長が緩慢になり始め、約10℃を下回ると本格的な休眠期に入ります。

冬も成長させたいなら温室とか24時間エアコンと加湿器とかで調整してください。

冬を休眠で過ごすなら以下の記事もおすすめです。

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まとめ

今回はモンステラの成長が急に止まるというときの原因と対策の解説でした。

原因は色々ありますが、単純にまだ芽が眠っているだけかもしれないので、様子を見るのも重要かもしれません。

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