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モンステラに直射日光はOK?しおれる・葉焼けは大丈夫?

今回はモンステラに直射日光はどうなのかという話題の解説です。

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斑入りと斑なしでかなり違います

モンステラは光が強すぎればしおれたり葉焼けしたりします。

特に斑入りの場合、斑の部分が強光に非常に弱いため繊細な光量の調整が必要です。

モンステラの光量に関しては以下の記事で解説しています。よろしければそちらもご覧ください。

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上の記事では茎伏せの初期段階から葉っぱ2枚まで、葉っぱ3枚以上という3段階で場合わけして光について解説しています。

今回は葉焼けやしおれについて書くのでこの3段階目の葉っぱ3枚以上の場合について解説していきます。

斑なしの通常モンステラの光量

目安の光量は以下となります。

  • 10,000 〜 15,000 lux(健康的・理想のベース): モンステラが最もガンガン光合成をして、次々に大きな葉を出してくれる素晴らしい光量です。この明るさがあると、3〜4枚目の時点でバキバキに切れ込みや穴が入った、いかにもモンステラらしいカッコいい葉が展開しやすくなります。
  • 20,000 〜 30,000 lux(上限の目安): これくらい強い光にも耐えられますが、ここまで上げる場合は「しっかり土が湿っていること」と「風通しが良いこと」が必須条件になります。

この置き場所は以下となります。

  • 南向き・東向きの窓際(レースのカーテン越し、または遮光なし): 春や秋、冬の時期であれば、遮光なしの直射日光(窓ガラス越し)に当てても平気なほどタフです。ただし、真夏(6月〜8月)の正午〜午後の直射日光だけは窓際で50,000 luxを超えてしまい、いくら斑なしでも「葉焼け」を起こすことがあるため、夏場だけは薄手のレースカーテンを1枚挟んだ窓際がベストです。
  • 日当たりの良いベランダや庭(春・秋の屋外) :もし可能であれば、最低気温が15℃以上の春や秋の時期は、屋外の遮光ネット下や明るい日陰に出してあげると、室内とは比べ物にならないほど太い茎と大きな葉に育ちます。

とはいえ直射日光の話題について今回は解説するので、直射日光がどのくらいの照度(ルクス・Lux)を持っているかも確認していきましょう。

  • 晴天の昼の太陽光:10万Lux
  • 春夏秋冬、雲が多めの晴れ、12時ごろ:7万〜8万Lux
  • 春夏秋冬、雲が多めの晴れまたは曇り、12時ごろ:5万〜7万Lux

参考にしたのは以下のサイトです。

参考:株式会社 新日本エネックス, 太陽光発電の発電量で後悔したくない人が知るべきポイント解説!

1000[W/m2](1kW/m2)で、その時の照度は、約100,000ルクスという一般的な指標から、この比に対して単純に[W/m2]とルクスを変換した簡易的な目安値になります。

ここから例えばガラス越しに太陽光がレースカーテンなど「無しに」どのくらいの照度になるかというと、ガラスの光の減衰は元の光の60%程度まで落ちるので、以下のような感じになります。

  • 晴天の昼の太陽光(ガラス透過):6万Lux
  • 春夏秋冬、雲が多めの晴れ、12時ごろ(ガラス透過):4.2万〜4.8万Lux
  • 春夏秋冬、雲が多めの晴れまたは曇り、12時ごろ(ガラス透過):3万〜4.2万Lux

というわけで、上のモンステラのおすすめ照度から考えると雲が多めの晴れまたは曇り、12時ごろでギリギリくらい、晴天の昼の太陽光だと無理、ガラス越しの太陽光も直射日光をガンガン当てると危ない、くらいになります。

外だと大きくなるからといって、光にサンサンと当てるのはちょっと危ないですね。

確かに真夏よりは太陽の力が衰える春と秋なら外に出してもギリギリ行けるかもしれませんが、例えばゴールデンウィークの晴天のときに屋外で直射日光を当てるとかやると葉焼けになるかもしれません。

そもそも葉焼けやしおれはなぜ起きるのか

色々と目安の照度をお話しましたが、そもそもなぜ葉焼けやしおれが起きるのか。

まずは葉焼けのメカニズムです。

  1. 光合成を行う葉のキャパシティを超えた光の照射
  2. 余剰の光が葉っぱ内部で活性酸素に変わる
  3. 活性酸素が葉の細胞を攻撃して細胞が死ぬ
  4. 死んだ細胞の部分が葉焼けとなって焦げたような見た目になる

次がしおれのメカニズムです。

  1. 葉のキャパシティを超えた光の照射→葉の温度が上昇しすぎて蒸散スピードが上がりすぎる
  2. そこにさらに強風などで乾いた空気が大量に入ってくる→さらに蒸散スピードが上がる
  3. 気孔は全開ですが、蒸散スピードに対して根から吸い上げる水の量が足りない
  4. 葉っぱの水分がなくなってしおれる

またしおれが起きるとさらに葉焼けのリスクが上昇します。

しおれ状態だと「もうこれ以上水分を失ってはいけない」と葉が判断して気孔が閉じます。

すると気孔を通してやりとりするCO2の流れも止まります。CO2は光合成に必要です。

結果として光合成が止まって使いみちのなくなった大量の光が葉に注ぎ込みます。

すると活性酸素が大量に発生して葉焼けに繋がります。

上でモンステラに強光を当てるときの注意点として「しっかり土が湿っていること」と「風通しが良いこと」を挙げました。

これは土にちゃんと水分があることで根からの水分吸収をちゃんと行わせてしおれを予防することで葉焼けも防ぐという意味があります。

また風通しが良いことで葉っぱ周りの湿った空気が入れ替わり、蒸散が適切に行われるようになるため、結果として根からの水分吸収が停滞せずに行われて、しおれ→葉焼けの流れにならないようにするわけです。

なお風通しにも限度があって、強すぎる風は蒸散を活発にさせすぎて「これ以上水分を失ってはいけない」と葉が判断するようになり、気孔が閉じてしまうので、葉焼けの原因になります。

適切な風の目安は「葉が「たまに、1枚か2枚がゆらゆらと優しく揺れる」くらいの風量」です。強い風は必要ありません。

室内ならサーキュレーターやUSBファンの活用もメリットがあります。

斑入りモンステラの光量

目安の光量は以下となります。

  • 5,000 〜 6,000 lux(安全圏): 斑(白い部分)を絶対に焦がしたくない場合のベストな光量です。美しい白をキープしながら、緑の部分もしっかり光合成ができます。
  • 6,000 〜 8,000 lux(成長促進・挑戦圏): 3〜4枚目以降の新しい葉を大きくし、モンステラ特有の「切れ込み」や「穴」をしっかり出したい場合の理想的な光量です。ただし、この光量にする場合は「空気が常に動いていること(風通し)」と「適度な湿度(55%以上)」が維持されていることが条件になります。環境が止まったままだと斑が焦げるリスクが上がります。

これに適した置き場所は以下となります。

  • 南向き・東向きの窓辺から「1mほど室内に入った」場所 :直射日光が直接葉に当たらない位置で、なおかつ窓からの明るい光がダイレクトに届く特等席です。この位置は年間を通して5,000〜7,000 lux程度を確保しやすく、モンステラが最も健康的に大きく育ちます。
  • レースのカーテン越し(2重レースや遮光率40〜50%)の窓際: 窓のすぐそばに置く場合は、遮光を少し意識します。薄手のレースカーテン1枚だけだと、晴天時の日中は10,000 luxを超えてしまうことがあるため、少し厚手のレースカーテンにするか、ブラインドの角度を調節して「木漏れ日のような柔らかい光」を作ってあげます。
  • 植物用LEDライトの直下から少し外した位置: もし育成ライトを使っている場合、ライトの真ん前は10,000 luxを軽く超えるため、ライトの中心から少しずらした場所(斜め下など)や光源からやや離した位置(真下)に置くと、ちょうど5,000〜7,000 luxの安定した環境が作れます。

斑入りの光量はかなりシビアなので照度計で置く場所の光を測ったほうが安全です。

斑入りモンステラの斑というのは光合成を行う葉緑体が無いので、当たる光の多くは活性酸素に変わります。

すると細胞を攻撃されて細胞が死に、葉焼けになります。

また斑の部分は気孔の開閉能力に乏しく、気孔が開いたら開きっぱなしになりやすいため、蒸散が止まりにくい傾向にあります。

するとしおれも起きやすくなります。

斑入りモンステラの場合、蒸散し過ぎも込で湿度を高めに維持する必要があり、斑入りモンステラの場合55% 〜 65%程度の湿度を維持する必要があります。

結局対策はこれ

葉焼けやしおれを防止するには以下の管理が必要です。

  • 光量を適切な範囲に収める
  • 葉っぱ周りの湿度を適切に保つ
  • 葉っぱ周りの空気の流れを適切に保つ

光量が強すぎるのは特に問題なので、置き場所を見直すのが重要です。

また葉っぱ周りの湿度が適切じゃないとしおれの原因になるので、これも注意が必要です。

そして葉っぱ周りの空気の流れも強すぎてもダメだし、弱すぎてもダメです。

これら3つの要因を勘案してモンステラの環境を整えるのが葉焼けとしおれ予防に繋がります。

まとめ

今回はモンステラに直射日光はどうなのかという話題の解説でした。

光と湿度と空気の流れを整えてあげると問題の解決に繋がると思います。

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