今回は観葉植物のパキラの挿し木を中心に解説します。
パキラ基礎知識
まずパキラの基礎知識から解説します。
- 生育適温:20℃~30℃
- 最低温度:10℃以上で管理する
- 最低気温が10℃を上回る気候の場合は日向で日に当てたほうがよい
- 冬は室内に取り込む
上の情報のように暖かい地域の植物です。コーヒーの木のように冬の寒さはご法度なので冬は室内で管理します。
パキラが大きくなってきたらどうすればいいのか?
我が家のパキラは100円くらいで安売りされていた小さな苗木から育てました。しばらく育成しているとだんだん大きくなっていきました。
何度目かの冬、ついに1メートルを超えるくらいまで成長しました。
そこで問題になってきたのが
「大きすぎる。どうしよう?」
という問題。放っておくとどんどん上に伸びていき、冬越しの室内では置き場所が大変です。
すると考えるのが
「挿し木すれば増やせるし高さも減るしいいんじゃない?」
ということ。
しかし次のような疑問がわきます。
- どこで切ればいいのか
- 切った後の株からは芽が出てくるのか
- 切り落とした枝を挿し木で増やす方法は何か(水差しに入れておけば発根するのか、つまり水耕栽培)
今回はこれらの疑問について実体験を交えて解説していきます。
どこで切ればいいのか
緑の部分でバッサリ切って構いません。具体的には次のような場所で切るとうまくいきました。

切った部分から芽が出てくるのか
切り口のちょっと下から芽が出てきます。バッサリ切って大丈夫です。

しばらく育成したらちゃんと大きくなりました。1ヶ月ちょいです。

切り落とした枝の挿し木(水耕栽培で発根)
パキラの切り落とした枝を水差しに入れておけば発根して増やせます。つまりパキラの水耕栽培です。

1メートルを超えたパキラを30cmくらいで3分割しました。その切り出した二つを水差しに入れて管理しています。
水に浸かっていた部分からは二つともポツポツした根が出ています。

上に葉が無いような茎だけの部分からもきちんと芽が出てきます。

これもしばらく育成したらちゃんと育ちました。

根もそれなりに増えてきました。ちょっと伸びています。

発根したら水差しでずっと育てる?【ハイドロボールか土に植えましょう】
さて次は、発根した後のパキラの枝をどうするかという問題です。
結論から言うとそのまま水差しで育てるのは難易度が高いです。水耕栽培の期間は切った枝からある程度根が伸びたくらいまでにしましょう。
当ブログでは過去に水耕栽培について扱いました。

この中で水耕栽培の毛細管現象の適当な図を掲載しました。

このとき植木鉢の土の高さまで溶液を溜めていませんよね。植木鉢の土は水に浸かっていない部分と水に浸かっている部分があります。
実はこの二か所を作るというのが大事です。根っこには酸素が必要です。すべて水に浸かっていると呼吸のための酸素を取り込めなくて酸欠で枯死します。
水に浸かっていない部分は毛細管現象である程度水がしみ込んでいますが、適度に空気も含んでいます。これによって根が酸欠にならないようにしているのです。
つまりパキラの水差しも同様に、ずっと伸びた根っこが水に浸かっていると酸欠で枯死する確率が高まります。この酸欠せずに水も吸うという加減が水差しオンリーでは難しいのです。
そのため水差しで発根したパキラの枝は、ある程度根が伸びてきたら培養土に植えましょう。そのほうが植物もグラグラせず安定しますし、水と空気を適度に根から吸収出来てうまくいきやすいです。
上の理屈で言えば、小松菜の水耕栽培のようにプラスチックの薄いコップでもパキラの育成はできそうですが、パキラは1m以上になる大型の植物です。
成長していけばそれなりに根も大量に生えてきますし、それをコップ程度の大きさの鉢に閉じ込めておくのはパキラにとって窮屈でよろしくありません。またコップでは成長していくパキラの植物体を支えるのが困難です。
根っこがパキラの植物体を支えることができるくらいある程度広さと深さのある植木鉢で育てましょう。
なお室内の観葉植物用肥料ならエコで長く効くマグァンプecoがオススメ。コンポストよりコバエが発生しにくいです。
まとめ【パキラはバッサリ切って大丈夫・水差しに入れれば発根する】
今回はパキラの水耕栽培、主に剪定から挿し木用の発根枝を作るまでの方法について書きました。
バッサリ切ってもちゃんと芽は出ます。パキラが大きすぎて管理が大変になってきたら切って挿し木で増やしましょう。
大きなパキラの株は通販で5000円以上しますが、挿し木で小さな株から育てれば安上がりですし、育てる楽しみもありますよ。