今回はモンステラの新しい葉が出ないというときの原因と対策を解説します。
新しい葉が出ない原因
以下の要素が考えられます。
- 光量不足
- 気温の低下
- 根詰まり・根腐れ
- 湿度の不足
光量不足
- 症状: 徒長して茎が細く間延びしている、葉の色が薄い、切れ込みが入らない。
- 理由: 耐陰性はありますが、新葉を展開させるにはしっかりとした光エネルギーが必要です。
レースのカーテン越しなど、直射日光を避けた明るい半日陰へ移動させます。
モンステラに適した光量は以下の記事で詳細に解説しています。

私の環境では葉っぱ2枚で3000Luxで管理したところ停滞期に入ってしまい、5000Luxに上げたらいきなり新しい葉(ドリル)が出てきました。それが以下の写真のモンステラです。

各成長段階ごとの必要な照度の目安は以下となります。まず斑がない通常モンステラの場合。
- 成長点発見〜芽が出るまで:1000~3000Lux
- 葉っぱ1枚〜2枚まで:3000〜8000Lux
- 葉っぱ3枚〜4枚以上:10000 〜 15000Lux
次が斑入りの場合。
- 成長点発見〜芽が出るまで:1000~3000Lux
- 葉っぱ1枚〜2枚まで:3000 〜 5000Lux
- 葉っぱ3枚〜4枚以上:5000 〜 6000Lux
特に斑入りの葉っぱ2枚の段階で葉っぱを3枚にしようというときは5000Luxくらいに上げないと新しい葉が出ない印象です。
ただ斑の入り方によっては3000Luxくらいじゃないと葉焼けします。
- ハーフムーンの散り斑くらいの緑面積:5000Luxに上げて大丈夫なことが多い
- フルムーンの所々に少しだけ緑の場所があるくらい:3000Luxくらいにしておかないと葉焼けする
葉の緑の占有率で加減してください。
「フルムーンの所々に少しだけ緑の場所があるくらい」というのは以下のような状態を指します。

なお明るさは照度計で測ってみたほうが確実です。
気温の低下
室内温度を18〜25℃程度に保ちます。15℃より低いと休眠に入っていくので成長が緩慢になって葉が出なくなります。
エアコンの直風が当たる場所は乾燥とストレスの原因になるため避けてください。エアコンの風については以下の記事をご覧ください。

冬に成長させたいときは以下の記事をご覧ください。

根詰まり・根腐れ
根周りの問題で新しい葉が出ない場合があります。
水やりに関しては以下のようにします。
- 春〜秋(成長期): 土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えます。受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。
- 冬(休眠期): 土の表面が乾いてから2〜3日あけて控えめに与えます。
- 葉水: 霧吹きで葉全体や茎、気根に毎日スプレーして空中湿度を高めると、新芽がスムーズに展開しやすくなります。
根腐れ・根詰まりに関しては以下のような項目をチェックしてみてください。
- 症状: 鉢底から根がはみ出ている、水やりをしても土になかなか染み込まない、または土が何日も乾かず下葉が黄色く落ちる。
- 理由: 2年以上植え替えていない場合、鉢の中が根で一杯になり酸素や水分を十分に吸い上げられなくなります。水やりの方法が適切でない場合も根腐れの原因になります。
根腐れについては以下の記事で詳細に解説しています。

植え替えは5月〜9月の暖かい時期に実施しましょう。
寒い時期に植え替えるとダメージから回復しきれずに枯れてしまいます。
鉢底から根が出ている場合や2年以上同じ鉢の場合は、一回り大きな鉢に観葉植物用の水はけの良い用土で植え替えます。
湿度の不足
空気が極端に乾燥していると新芽が皮を破れなくなります。
適切な湿度は60%〜80%です。
特に40%以下になるとよくありません。
エアコンの直の風はご法度です。
湿度が低すぎるときは加湿器の使用も検討してください。
特に冬は低湿度になりがちなので注意しましょう。
冬のモンステラの育て方に関しては以下をご覧ください。

気根を成長させると新しい葉が出ることがある
気根がある場合、そこに濡らした水苔とサランラップを使うことで人工的に気根を地中根に変化させると新しい葉が出るときがあります。
やり方は簡単で、気根の先端を濡らした水苔で包み込んで、土まで水苔を伸ばして、水苔からの蒸発を防ぐためにサランラップを巻くだけです。
根っこが増えると株も成長する傾向があるので、そちらも試してみるといいかもしれません。
以下その時の写真です。



まとめ
今回はモンステラの新しい葉が出ないというときの原因と対策を解説しました。
光が最も怪しいので、まずはそこから改善してみるといいと思います。
