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イチゴの促成栽培は家庭菜園で可能か

今回はイチゴの促成栽培について家庭菜園で可能かどうかという話をしていきます。

目次

イチゴの促成栽培

イチゴには主に3つの作型があります。

  • 露地栽培
  • 半促成栽培
  • 促成栽培

露地栽培

普通のイチゴ栽培です。秋に定植して、冬を越して休眠打破を行い、春になって開花・結実します。

自然環境をそのまま利用するので設備コストが最も低い作型です。

半促成栽培

休眠が破れてからビニールで保温して、収穫可能期間を露地栽培よりひと月ほど伸ばす(前倒しする)栽培方法です。

促成栽培

イチゴ農家で主流の栽培方法です。

イチゴの生理生態に基づいてハウスを利用し、様々な保温技術などを用いることで11月から5月まで長期間収穫できます。

イチゴの生理生態

ここからは上の各作型とイチゴの生理生態の関係を述べるための前提として、イチゴの生理生態について解説します。

イチゴの休眠

イチゴは9月くらいになると「休眠」に入ります。休眠というのは一般には「内的あるいは外的要因によって植物が成長を停止する状態」のことです。

イチゴには「自発休眠」と「強制休眠」があります。

自発休眠は9月から12月中旬くらいまでの休眠です。自発休眠は5℃以下の低温に一定期間当たることで打破(目覚める)されます。自発休眠が打破されないと気温が暖かくなってもうまく生育しません。休眠したままだからです。

強制休眠は12月下旬から3月くらいまでの休眠で、自発休眠からは覚めているのですが、低温のせいで休眠状態は維持されます。これが強制休眠です。強制休眠は春になって暖かくなってくると終わり、花が咲き始めます。

強制休眠の時期にハウスで保温すると低温による抑制がなくなり、露地栽培より少し早く収穫できるのが半促成栽培です。

イチゴの花芽分化

イチゴは実をつけるために花を咲かせますが、花になるための芽を作ることを花芽分化(かがぶんか、はなめぶんか)と呼び、花芽分化しないと花が咲かず、実もつかないとなるので、花芽分化をいかにして発生させるかというのが重要です。

イチゴの花芽分化は短日と、1日の平均気温が25℃以下の条件がそろうと始まります。

また短日の条件がそろわなくても、平均気温が6度以上、15℃以下なら花芽分化します

また5℃以下だと休眠状態になり花芽分化は停止します。

促成栽培では11月から5月まで長期間収穫するので連続的に花芽分化させる必要があり日差しでハウスが高温になっても、平均気温15度程度になるようハウスの換気をこまめにする必要があります。

イチゴの半休眠と花芽分化

イチゴは11月ごろに最も深く自発休眠状態になります。この一番深い休眠状態の少し前、9月から10月くらいに保温を開始すると、イチゴは完全には休眠せず、半休眠という状態になり、花芽分化を行いつつ花も実もつく状態になります。

また休眠打破してすぐから強制休眠になる中間状態でも半休眠状態になります。

促成栽培では、9月から10月に保温を開始して(実際は短日夜冷処理などを8月くらいからひと月程度実施して花芽分化させる)半休眠状態にしてそれを5月まで維持します。すると休眠せずに実がなり続けるので長期間収穫が可能となります。

一般にはイチゴは8度以上を保っていれば自発休眠に入らないので、この温度を維持してさらに日長に関係なく花芽分化する上限である平均気温15℃くらいを維持していれば、連続して花や実がつくということになります。

実際のイチゴ農家でも平均気温は15℃程度をキープするのがいいようです。

参考:山口県, イチゴ・トマトにおける「農の匠」栽培管理の特徴と環境制御の基本設定マニュアル

難しいのは半休眠から自発休眠の最深部に移行させたり、完全な休眠明けにしてしまうと花芽分化も止まってしまい、イチゴ農家では致命的な状況になることです。

半休眠を維持するために電照で自発休眠の深い状態を避けたりするのですが、イチゴの品種によって電照が必要なものがあったり、なかったりします。単純な生理作用だけではなく、品種特性まで踏み込んだ育成が必要なのです。

イチゴの土壌養分管理

普通の露地栽培では、11月と2月に追肥すればいいのですが、農家では実つきをよくするために窒素の量をコントロールしたりします。

以下の文献ではN基肥量(窒素肥料の元肥の量)が多すぎると秀品も少なくなり、総収量も減るという結果が出ています。

参考:AGRIくまもと, イチゴ「ゆうべに」の本ぽ基肥窒素量は4kg/10a 程度を基準とする

また一般にイチゴの根は肥料焼けしやすく、肥料成分の濃度が高いと発生しやすくなります。そのため溶液栽培ではEC値の濃度は低めに管理することになります。また緩効性肥料を元肥にするなどして一気に肥料成分が根に当たらないような工夫をする場合もあります。

当然ではありますが、肥料濃度が高すぎても低すぎても生理障害が発生しますし、生殖成長と栄養成長のバランスが悪くなって実つきが悪くなります。葉が茂りすぎてもいっぱい実がつくわけではないのです。適度な草勢が大事です。

それぞれの品種で肥料の適量が公開されている場合もあるので、育成するときはそれを参考にするといいでしょう。

イチゴは葉の形状や色がおかしい、あるいは褐変などが起きると養分バランスがおかしい場合が多いので、葉がおかしいときは養分バランスを見直してみる必要があるかもしれません。

また花芽分化を行うには窒素量が低いほうがよく、後述する夜冷短日処理では窒素量を少なくして実施されます。

クリスマスに間に合わせるには工夫が必要【短日夜冷処理や窒素遮断】

自然に任せていれば9月中旬から後半くらいに短日の条件がそろうので、涼しくなってきて平均気温が25℃以下になれば花芽分化が始まります。

この状態で保温などで半休眠を維持してもクリスマスに間に合うのですが、多くの促成栽培農家ではより収量を安定・増加させるために短日夜冷処理などをします。

短日夜冷処理というのは8月から9月くらいにかけてひと月ほどエアコンなどで夜間20℃くらいに設定したハウスなどに苗を入れて低温状態を作り出します。また夕方のまだ日がある状態でこの低温ハウスに入れて暗幕などを苗の上にかぶせて暗黒状態を数時間作ることで短日状態を作り出します。

昼間は通常通り外に出して日光に当てます。

この処理をすることでイチゴ苗は秋が来たと勘違いして花芽分化を始めます。

9月くらいに花芽分化を開始していれば9月中旬くらいに定植できて、狙った時期に花を咲かせることができるので収穫時期が安定します。自然条件で花芽分化を待つとクリスマス辺りの収量が減少してしまう場合が多く、かき入れ時にあんまり実がなりません。

また花芽分化は低窒素状態にすると促進されることがわかっており、定植前に数週間窒素栄養が切れる・減少する状態を作り出すことで狙った花芽分化を実現させています。

なお花芽分化と低窒素処理は品種依存性が結構あって、低窒素処理が有効に働き、開花が早まったり収量が増える品種もあれば、効果がはっきりしない品種もあります。

普通の促成栽培は3回のピークが来る

促成栽培では3回収穫のピークが来ます。これは第3花房まで花芽分化させるからなのですが、第1花房は上の短日夜冷処理などで分化させます。もちろん収量をプロ並みにしないなら自然条件の花芽分化を保温するだけでもなんとかなります。

その後温度管理を適切に行い第2花房を花芽分化させ、気温が上がって普通のイチゴが休眠明けするくらいの時期に第3花房の花芽分化を起こして4月から5月に最も収穫量が多い時期を迎えます。

第1花房の実が着くくらいの時期が最もイチゴの単価が高く第3花房の実がなるくらいの時期のイチゴは最も単価が安いので第1花房と第2花房の実をいかに多く収穫するかというのが重要となります。

三回のピークを発生させるためには保温器具や施設、肥料の適切な管理が必要で、少しでも悪い条件が発生すると三回のピークが来なかったりするので一般家庭で三回のピークを迎えるのは非常に難しいです。

今回はクリスマスに収穫できれば良しとします。

なおなぜ6月くらいで収穫が終わるのか、という話ですが、この時期は平均気温が25℃を超えてしまうので花芽分化が起こらなくなるからです。

この時期はランナーが出るので、それでイチゴ苗を増殖させて翌年(というか次のクリスマス)の収穫に備えるということになります。

ちなみに家庭菜園なら収穫が終わった株から発生したランナーで次の年の苗を作ることができます。

しかし農家ではそれはしません。高価なウイルスフリー苗を購入して専用の畑で育ててそれから発生したランナーで増殖させます。

これはその年に使った株が病気やウイルスを保持していることが多いためで、ウイルスは治療方法がないのでそういう株からウイルスを保持した苗を作ると収量が見過ごせないくらいに減少するからです。

実が大きくなるかは花柄径(かへいけい)で測る

一般にイチゴの実がどのくらい大きくなるかは花柄径の大きさである程度わかります。花柄径が大きければ大きい実がつきやすいのです。

これは摘果するときにどの実を除去するかの判断に使えます。

イチゴは一度にたくさん実がつきますが、実が多すぎると株が疲れてそのあと着くはずの実がつかなくなります。

そのため適切な実の数を維持するのが大切です。こういうときに花柄径が短いものを摘果することで良い実を多く連続して実らせることにつながります。

イチゴは赤くなるのに日光(紫外線)を必要とする

イチゴは赤くなるのに紫外線を必要とします。赤くなる原因のアントシアニンは紫外線に当たると発現するからです。

このため曇天が続いたりすると実が大きくても赤くなりにくいです。

またハウス内の受粉に利用するミツバチも紫外線を利用します。

保温のためにビニールを日中二重にするとビニールが紫外線を吸収して赤くなりにくいということや、遮光目的で紫外線反射吸収膜などを使うと紫外線が届かず赤くなりにくいということがあるようです。ミツバチにもよくありません。

イチゴの花は何度までの低温に耐えられるか

イチゴの花は0℃以下で枯死してしまうので、春先に咲いた花が突然の寒波などで冷やされるとダメになってしまうことがあります。

半促成栽培などで発生しやすいので、寒すぎるときはよく保温する、例えばビニールを二重にするとか鉢植えなら屋内に入れるとか対策したほうが無難です。

イチゴの果実は早朝に収穫したほうがいい

イチゴは日持ちしない作物です。一般的には早朝に収穫します。これは果実の温度が上がった状態になる昼に収穫すると果実の硬さが低下していて食味が低下するためです。

家庭菜園ではとれたてのイチゴをすぐ食べるのでいつ収穫してもいいのですが、イチゴを市場に出荷する場合は早朝収穫したものをすぐ冷蔵してから流通させることになります。

イチゴの作型とイチゴの生理生態

ここからは各作型とイチゴの生理生態について解説します。

露地栽培

自然のイチゴの生理生態に合わせて栽培・収穫する作型です。

9月から10月ころに定植して、低温と短日で花芽分化させ、徐々に休眠し、休眠中に5℃以下の低温にある程度当てて休眠打破。そこから12月から2月くらいまで低温のために強制休眠して、3月くらいから強制休眠が終わって花をつけ、5月くらいに実になって収穫という流れです。

半促成栽培

一般的にイチゴは品種によりますが、12月くらいに休眠打破してしまいます。

それ以降は強制休眠なので、暖かくすれば花や実がつき始めます。

とはいえ暖かくすればすぐ花や実がつくかと言えばそうでもなく、一般に1月からビニール保温を開始して4月くらいから収穫できるのが一般的のようです。

参考:JA石川かほく, イチゴ栽培と作型

家庭菜園では1月くらいからビニールトンネルなどでイチゴを覆って、昼間の晴れの日は25℃以上にならないように(生育適温は25℃程度が上限)ビニールを開けるなどして温度管理することで4月から5月にかけて露地栽培より少し長く収穫できます。

促成栽培

これまでの話から9月から10月の半休眠状態のときにイチゴを夜間8度以上に保っていれば促成栽培できそうです。

この状態ではイチゴは花芽分化しつつ、半休眠状態なので実をつけます。

ただし当然加温は必要です。

ビニールハウスでは加温器を使って夜間8℃以下にならないように管理します。

実際は9月から10月に自然に花芽分化するのを待ってからハウスに入れずに、8月くらいから短日夜冷処理という作業をして日長を疑似的に短くして夜間低温にすることで花芽分化を促進させる処理をします。そして処理後定植します。

この処理期間は約1か月程度です。処理しない場合より早く収穫が開始でき、その効果で長く収穫できるのでトータルの収量が増えるため短日夜冷処理をするのが推奨されています。

ハウスでの管理では晴れの日の日平均室温が15℃程度になるように夜の室温を測って日中の室温をどのくらいにすればいいか計算して、ハウスの開閉換気を行うことになるでしょう。

曇天時は8度以下にならないように加温することになりますが、このときにさらに加温すると収量が増加するという文献もあり、重油代や電気代との兼ね合いですがやったほうが収量は増える傾向にあるようです。

また,18℃の日中加温により,12~2 月までの商品果は,平均 1 果重がやや小さくなるものの,商品果率および果数が増加し収量が 20%程度増加した.全期間では商品果収量が 10%程度増加した(第 1 表).

田川 愛, 伊藤 優佑, 江原 愛美, 荒木 卓哉, 尾崎 行生, 宍戸 良洋, 冬季における日中の加温がイチゴ ‘さがほのか’ の収量,光合成および13C-光合成産物の転流・分配に及ぼす影響, 園芸学研究/21 巻 (2022) 1 号 p. 65-71

つまり曇天の日は平均気温が15℃を下回るので、加温する余地があるということです。

家庭菜園で促成栽培するには

ここまでの話から前年の苗からランナーで増やした株を9月から10月くらいになってから夜間8度以下にならないように暖かい部屋で管理すれば家庭でも促成栽培できそうです。

一般流通する苗だとどういう経緯で販売されているのか不明なので、花芽がついている苗をホームセンターなどで入手できれば可能と思われます。

理論的には花芽が付いていない苗でも10月くらいに購入して、8℃を下回らないように管理すれば花芽分化しそうではあります。結果は以下「実際に家庭で促成栽培をやってみた」をご覧ください。

25℃以上だと花芽分化しないので、10月末くらいまでは平均気温(室温)25℃を超えないように管理したほうがよさそうです。

短日要素は9月から10月になっていれば自然に花芽分化の条件を満たすのであまり気にしなくてもよさそうです。

暑くしすぎず、寒くしすぎず室内で温度管理すれば家庭菜園でも促成栽培できる可能性があります。

以下の文献を参考に、家の中の日の当たる場所にプランターを入れる時期を9月中旬(普通の促成栽培では9月中旬が定植時期です)と考えましたが、最近の猛暑で花芽分化が遅れる可能性も考慮して我が家では10月初めに家の中の日の当たる廊下に入れることにしました。

参考:宮城県, 先端技術を取り入れたイチゴ溶液栽培マニュアル

あとは肥料関係です。

プランターに土を入れる栽培の場合、肥料焼けを防ぐために緩効性肥料を肥料ごとの目安で入れればよさそうです。

あとは草勢と葉の色を見て、茂りすぎなら追肥しない、葉が薄かったり変な模様が出ていたりすれば追肥するような管理が必要です。ただし肥料をやりすぎると肥料焼けしてダメになるので少な目で様子を見ながら追肥します。

水耕栽培の場合、以下の文献のとちおとめの情報を参考に、収穫前までならEC値0.5程度、収穫が始まってからならEC値0.7程度で管理すればよさそうです。

参考:宮城県, 先端技術を取り入れたイチゴ溶液栽培マニュアル

実際に家庭で促成栽培をやってみた

今年の10月から実際に家庭で促成栽培できるか実験してみました。10月初旬にすべて室内に入れました。

以下の3パターンで開始しました。

  • 水耕栽培でプラカップ育成(おいCベリー)
  • 庭から掘り上げたとちおとめをプランターで土耕栽培
  • 9月に購入した苗(とちおとめ)をプランターで土耕栽培

水耕栽培のおいCベリーはプラカップに土を入れたものに春に収穫を終えた株から出たランナーから採苗したものをそのままカップ焼きそばの容器で水耕栽培しました。室内に入れたのは10月初旬。無加温です。

まずは9月購入の苗。

結論から言うとこれはうまくいかずに12月中旬になっても花芽が出ませんでした。

次が庭から9月くらいに掘り上げた苗。

11月くらいに花芽が出ました。12月中旬では実がちょっと大きくなってきたなくらい。この時期では無加温でも日の当たる廊下の気温は最低気温10度以上だったので加温は不要でした。

最後が水耕栽培。

10月中旬に開花しました。筆で人工授粉しました。

11月中旬に赤くなったので収穫しました。

結局水耕栽培が一番うまくいきました。

なお現在12月中旬ですが、日の当たる廊下は外気温最低が3℃程度の中、室温の最低は10℃以上あり、この時期までは無加温でもいける可能性があります。

さすがに大寒波で廊下が5℃とかになると加温は必要ですが…。

結果から言えること

水耕栽培がうまくいったのは「窒素切り」がうまくいったからと思われます。

水耕栽培のイチゴは上でうまくいったもの以外に数個あったのですが、おいCベリーだけうまくいきました。

この花芽分化の時期は養液管理が適当で、追肥をさぼって養液に液体肥料を混ぜなかった時期があって、それがたまたま窒素切り状態になって早い段階で花芽分化した模様です。

窒素がたくさんあったものは花芽分化が遅れて開花が遅くなり、12月中旬でも収穫できませんでした。花芽はついているのでおそらく1月には収穫できるでしょう。

このことから窒素の量を花芽分化の時期に調整することがいかに大事なのかがわかりました。

今回行った試験では,これらの窒素中断技術を参考に,本圃直接定植を行った「よつぽし」に対 して,それぞれの処理開始日から日射比例給液を原水のみに変更するという方法で窒素中断を行ったところ,無処理区と 比べて花芽分化開花ともに大幅に早くなった(図ー 4,5)。

参考※:香西修志, 松崎朝浩, 植田舞世, 中條里映, 川本雄大, 井口工, イチゴ種子繁殖型品種「よつぼし」の本圃直接定植法における花芽分化促進, 香川農試研報 72: 1-9 (2021)

つまり花芽分化の時期(上の文献では8月30日)に溶液のECを低い状態にすると花芽分化が促進されるようです。

今回はたまたまこの時期に追肥をさぼったから似たような結果にたまたまこの株がなって、おいCベリーだけうまくいった模様です。

土耕栽培のプランターは窒素切りが不十分だったために花芽分化が遅れて12月中旬でも収穫できなかったものと思われます。普通の新しい野菜用培養土に植えたので土中の窒素が多かったものと思われます。

このことから短日夜冷処理なしでも窒素切りを適切にやれば11月中旬くらいに収穫できる可能性があると思われます。

ただ安定はしないので短日夜冷処理と窒素切りを組み合わせたほうが花芽分化は安定するでしょう。

また養液栽培(水耕栽培)だとECを0.5程度に維持すればいいので水が乾いてきたらECが0.5程度の養液を足し水すればいいだけです。管理が非常に楽です。

家の中はプランターの設置場所も少ないですし、大きな実を収穫しないなら今回のプラカップ方式でもそこそこの大きさの実が収穫できます。

春の苗が余ってしまったら、それから出るランナーをプラカップに採苗して、それを8月終盤くらいからカップ焼きそばのトレイなどで水耕栽培すれば、養液のECを0.5程度に保てばよい(上の参考※より)だけなので簡単かもしれません。

ただし品種によって適切な窒素切り用のECは違うと思われるので、心配ならもっと低いECでもよいでしょう。

また養液栽培に必要な元素はNPKだけではないので、私はミネラルを補うためにリキダスを少量足し水に混ぜていました。

なお室内に取り込む気温の目安ですが、最低気温が10℃くらいになったら室内に取り込むとよいと思います。

まとめ【家庭菜園でも促成栽培はできる】

今回は家庭菜園で促成栽培ができるのかという話題を扱いました。

うまくやれば11月中旬に収穫できます。

家庭菜園だと水耕栽培すると根の量が確保できずに小玉な実になりがちですが、とりあえず収穫しやすいです。

家庭菜園で促成栽培にチャレンジしてみたい場合は今回の記事が参考になりましたら幸いに存じます。

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