今回はペットのフンをコンポスト化できる生ごみ処理機「ワンニャクスル」の解説です。
ペットのフンを可燃ごみとして保管せざるを得ない地域があります
基本的にペットのフンはトイレに流すことが多いですが、自治体や地域によっては流さないようにという場合があります。これはペットのフンが人間の便と比べて菌の組成が異なり、下水処理場の処理は人間の便を前提に処理するので処理が追い付かないことがあるかららしいです。
また浄化槽にペットのフンを流すのもよくないようです。
ペット(犬・猫等)のふんは、人間のし尿と成分や性質が異なり、家庭用の浄化槽では処理できません。詰まりや故障の原因になりますので、浄化槽を利用している方は、ペットのふんはトイレに流さず、燃えるごみとして処分してください。
江田島市, 【浄化槽をご利用の方へ】ペットのふん・ペット用トイレ砂をトイレに流してはいけません!
そのような場合可燃ごみとしてゴミに出すことが定められている場合もあります。
しかしながら可燃ごみとして収集していない自治体もあり、自治体の方針や処理設備によってルールがまちまちです。
一番詰み状態になるのが、トイレに流すのが禁止かつ可燃ごみで出すのも禁止の場合。ペットを飼えないのでしょうか?
また可燃ごみとして出せたとしても、一日に一回くらいの頻度で臭い漏れの少ない小さなゴミ袋に入れて大きなゴミ袋に保管みたいな運営になって、ある程度臭いがするフンをどこに保管しよう、みたいに悩むことになります。
こうした問題を解決するのに一石を投じているのが「バイオ」「乾燥」のハイブリット式生ごみ処理機「ワンニャクスル」です。
ワンニャクスルとは
ワンニャクスルとは「乾燥」と「バイオ」のハイブリット式の生ごみ処理機です。
他の生ごみ処理機と違うのはペットのフンを処理できるという点です。
バイオというのは「基材」と呼ばれるおがくずのようなものに含まれる微生物の力で生ごみやペットのフンを分解する方式です。生ごみコンポストと同じような原理となります。
乾燥というのは温風で乾燥させるということです。乾燥させるのは生ごみやフンには多くの水分が含まれており、これを蒸発させるためです。蒸発させないとじめっとして生ごみやフンから悪臭が発生するのでこれを防止する意味合いもあると考えられます。
ただし乾燥式生ごみ処理機ほどカリカリにするような温風を送ると微生物が死んでしまうので、それほど高温にはなりません。これによって乾燥式生ごみ処理機より消費電力が低いというメリットが生まれます。

ワンニャクスルのメリット
ここからはワンニャクスルの特徴を挙げていきます。ちなみに生ごみもついでに投入してOKです。
強力脱臭フィルターで臭いが出ない
メーカー公式ページによると総合悪臭99.84%カットとあります。
独自のUV-C(深紫外線)と酸化チタン(光触媒)で脱臭・殺菌した後、酸化アルミニウム・銀ナノ粒子・亜酸化銅で原因物質を吸着し、そこからゼオライト・二酸化マンガンでさらに脱臭します。
徹底的に脱臭しています。
数か月に一回取り出して肥料に
数か月投入し続けてある程度投入物が溜まったらそれを有機肥料にできます。
やっていることはフンの発酵処理なので、要するに堆肥の製造と同じです。
牛糞も、豚糞も、馬糞も、鶏糞も動物のフンで作られた堆肥です。同じようなことをしていると考えれば家庭菜園に利用できそうですね。
これができるのが結構重要で、つまりゴミ出しルールで「トイレ」と「可燃ごみ」双方が不可の場合、家庭菜園の土に入れて野菜を作れば、処理したフンを捨てなくて済みます。これが結構便利です。
堆肥は最終的に野菜の栄養になるか微生物に分解されて水と二酸化炭素になって減っていきます。
つまり連続的に肥料として使用していくことが可能で、土が増えていくから今度は土の捨て方に悩むみたいなことがあまりありません。
なお家庭菜園の土を捨てるときはお住いの自治体のルールや処分方法をご確認ください。
フンや生ごみが90%減量してゴミ出しの回数が減少
投入したものは1日で90%ほど減量します。
これはコンポスト化の過程でフンの構成要素である水分が蒸発するという効果と、炭素系化合物の分解によって炭素分が二酸化炭素になって大気中に放出されるからです。
これによってゴミ出しの回数が減少します。
フンが入った臭いのするゴミ袋をもってごみ置き場と家を何往復もする苦労がかなり減ります。
静音設計で夜でも安心
動作音は約30dB。図書館の室内の音が約40dBなので夜間にキッチンなどで稼働させておいても気にならないくらいの音となります。
自治体の助成金対象になる場合がある
生ごみ処理機なので自治体の助成金の対象になる場合が多いです。
大体2万円~3万円を上限に50%くらいまで助成される場合が多いのでお住いの自治体の助成金を確認してから購入しましょう。
ワンニャクスルのデメリット
最大のデメリットは金額です。他の生ごみ処理機が5万円程度で購入可能のところ13万4,500円です。(2024年7月28日のAmazon価格)
ただしペットのフンも処理できる生ごみ処理機は他になく、ペットのフンの捨て方の悩みを解決するという利点を考えるとこの金額を払っても欲しいという家庭は結構存在すると思われます。
ワンニャクスルのランニングコスト
以下のコストがかかります。
- 基材の定期交換(6か月~数年間隔です。投入量などによって変わります)
- UVランプの交換(1~2年に一回)
フィルターの洗浄も必要です。汚れてきたら水洗いしましょう。
まとめ【ペットのフンの処理にお悩みなら試してみるのもアリかも】
今回はペットのフンの処理の悩みを解決するワンニャクスルという生ごみ処理機を解説しました。
原理だけ考えればバイオトイレみたいな仕組みを自作すれば作れそうですが、脱臭機能の充実ぶりを考えると家の中で使うならこの製品を使ったほうがメリットがはるかに大きいでしょう。
※ペットのフンではなく、生ごみだけ処理したいならより低価格のこちら二機種がおすすめです。


