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トマトの葉を切って実に栄養をたくさん送る【下葉の処理】

今回はトマト栽培で下葉を切るタイミングや場所に関する内容です。

目次

枯れ始めた葉を放置すると栄養を奪われる?

トマトの葉は下のほうから次第に枯れていきます。

この枯れた葉ですが、放置しておくと他の葉が光合成で作った栄養分を消費してしまい、実に栄養がいきわたらなくなります。

下葉が枯れていますね。こういう葉をいつまでも残しておくと病気の発生につながったり、他の葉の光合成生産物を浪費したりするのでよくありません。

ここからはどのタイミングでどの葉を切ればいいのか解説していきます。

トマトの葉はどの位置で切ればいいのか

基本的に赤い実の付いた部分のすぐ横の一枚を残して、それより下は切り落とします。

トマトの実のすぐ横にある1枚の葉を残してその下の葉はすべて取ってしまいます。下の方の葉は、古くなると光合成をしなくなり、栄養を使うだけになってしまうため、葉をとり養分と水分を実に回るようにします。

参考: 株式会社ハイポネックスジャパン, 家庭菜園 トマト コレやるだけで病気になりにくくなる簡単なこと。

トマトはそれぞれの葉が特定の実に光合成で作った栄養分を送る性質があり、実の下の葉は葉の上の実に養分を送ります。大体実の上下近辺の葉が実に栄養を送っています。

第9葉と第16葉で同化した14Cの転流先を追跡してみると, 第9葉の場合は光合成産物のほとんどが第1花房に集積するのに対して, 第16葉の場合には第3花房に多量の光合成産物が集積する.

参考:田中 明, 作物葉の栄養生理, 化学と生物/11 巻 (1973) 6 号

つまり赤い実がなっていればそれより下の葉は養分を送る必要がなくなるので、いらなくなります。

放置していても葉の維持のために養分を消費してしまいますし、次第に枯れてきて病気の温床にもなるので赤い実が付いたらそれより下の葉は切り取ってしまいましょう。

なお上の写真では青い実が残っている上の葉が枯れています。

このように実がすべて赤くなってから下の葉が枯れる、みたいにきれいに枯れないので、ある程度赤い実が収穫できて葉が枯れてきたら、もう枯れた葉は切り落としてしまいましょう。

葉が枯れるのは異常ではない

基本的に下のほうの葉が枯れるのは役目を終えたから枯れただけで異常ではありません。

上のほうの葉が元気で花が咲いて実がついていれば問題ないです。

またこれまでに述べたように下のほうの葉が無くなっても、実の近辺の葉が実に栄養を送るだけなので特に問題はありません。

ただし病気防除のために風通しを良くしようと実が赤く色づく前にその近辺の葉をとってしまうと実に栄養がいかなくなるので注意しましょう。

まとめ【トマトの実の下のほうの葉は赤くなったら切り落とす】

今回はトマトの葉を落とすタイミングとその場所に関して解説しました。

下葉をいつまでも残しておくといいことはあまりないので、実が赤くなったら下の葉は落としてしまいましょう。

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