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モンステラの茎伏せで腐る・黒くなる:原理と対策

今回はモンステラの茎伏せで茎が腐る・黒くなるというお悩みの解説です。

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目次

腐る・黒くなるのは雑菌にやられたから

まず茎が腐る・黒くなるのは茎の切り口から雑菌が入ってそれにやられてしまうからです。

切り口を消毒せずにそのまま水苔などのジメジメした環境に置きっぱなし

これが最大の原因です。

例えばメルカリなどで茎伏せ用の茎を購入したとします。

それを節の部分で成長点が残るように二個なり三個なりにカッターで切って分けますよね。

そのときに切り口を放置して湿った水苔などに埋めると、水と切り口の栄養と温度が合わさって雑菌が侵入してきます。

傷口から入った菌によって細胞が壊死してしまうため、芽を出す前にダメになってしまうというのが黒くなる・ブヨブヨに腐る原因です。

黒くなる・腐る状態からのリカバリーはほぼ絶望的になります。以下で解説するように「そもそも黒くさせない」前処理をしましょう、というのが今回の解説になります。

どうすれば黒く・腐らず芽を出すのか

結論としては「茎伏せする前に切り口を殺菌する」のが最も効果的な方法になります。

茎伏せの雑菌防止として圧倒的な定番となっているのが、【癒合剤】トップジンMペースト100gという商品です。

使い方は商品のイラストを見れば一目瞭然ですが、要するに切り口にこれをペタペタと塗って乾かしてから茎伏せするだけでOKです。

農薬の免許などは一切不要で、素人でも全く問題なく使えます。

数百円で入手できるので、これをちょっと使うだけで茎伏せの成功率が格段に上がるので検討してみてはいかがでしょうか。

そもそも茎伏せで芽を出すコツ、知ってますか?

茎伏せの一般的な解説を見ると「ひと節から一個芽が出る」と説明されている場合があります。

ただこれも絶対の法則ではなく、以下のような要因で芽が永久に出ない場合があります。

  • そもそも成長点が無い
  • 切り分けるときにギリギリを攻めすぎて成長点を真っ二つにした
  • 過去に芽が出てそれを切り取ってしまった
  • エネルギー不足・頂芽優勢が強すぎ

まず、絶対ひと節から芽が一つ出るわけではありません。成長点がない場合もあります。

また過去に芽が出た節はもう芽が出た後なのでいくら待っても次の芽は出ないです。

さらに芽を出すエネルギーが足りず休眠のままという節や、そもそも頂芽優勢で休眠する度合いが強すぎていつまでも目覚めない成長点もあります。

どうやって芽を出させるのか:芽が出た茎を買う

例えばメルカリの商品写真だと成長点が丸印で書いてあるものがありますよね。

まずそういう「成長点があるもの」を買うのが基本です。

ただ成長点があっても芽が出ない場合も当然あるので、より正確性を高めたいなら「芽が出た茎を買う」のがおすすめです。

芽が出ていれば水苔などで簡単に葉っぱ2枚まで成長します。

芽が出た茎は正直茎だけの商品より多少高額ですが、私も色々買いましたけど、結局芽が出て成長したのは芽が出ているものを買った場合だけでした。

茎伏せマニュアル

私がやっている茎伏せのやり方を載せて終わります。

なお春と夏と秋を想定しています。

冬にやるときは自作の温室などを作ってその中で「室温22℃、湿度75%」くらいの環境を作って維持してください。

夜だけ冷えて大変なので、風呂の残り湯や沸かした70℃くらいのお湯を火傷に注意して耐熱ペットボトルに詰めて温室に入れておけばある程度寒い夜を超えられます。詳しくは以下の記事もご覧ください。

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STEP
切り口にトップジンMペーストを塗る

購入した茎のそもそもある切り口と自分で切った切り口双方に塗って消毒します

STEP
ベラボンを湿らせて3号鉢に詰める

ベラボンを使うのは排水性が良好で、肥料分がないので余計な刺激が少ないからです。

  • 根腐れしにくい: 通気性と水はけが非常に良いため、水を与えすぎても根が酸欠にならず、根腐れリスクを大幅に軽減します。
  • 成長が早い: 繊維のスポンジ状の隙間に空気を多く含み、同時に水分を保つため、モンステラが好む立派な根をぐんぐんと張ることができます。
  • 清潔で虫が湧きにくい: 有機物でありながら腐敗しにくく、一般的な土と違ってコバエなどの虫が卵を産み付けにくいため、室内栽培に最適です。
  • 非常に軽い: 土よりも圧倒的に軽いため、日々の水やりや鉢の移動、植え替え作業がとても楽になります。
STEP
茎下半分が埋まるくらいに横に伏せて埋める

葉っぱを残して縦に埋める場合もありますが、我が家では普通に芽を上にして気根を下に埋めて茎の下半分がベラボンに埋まるような状況で成功しました。

STEP
毎日朝と夕方霧吹き

本来は「ベラボンは保水性が高いため、通常の土と同じ感覚で水やりをすると根腐れする。必ず「ベラボン全体が乾いて、鉢が軽くなったタイミング」で、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えましょう」と言われます。

ただし我が家では朝と夕方霧吹きで茎とベラボンに「ちょっと湿るかな」くらいで数回霧吹きするような管理で葉っぱ2枚まで成長させることができました。要するに「ある程度ベラボンが湿っている」状態なら大丈夫なようです。

以下ベラボンと3号鉢です。どちらも千円以下くらいで入手できます。

我が家ではセリアの半透明の鉢で管理しています。

こんな感じでモンステラ・ホワイトタイガーの茎伏せに成功しました。

ここからは2週間に一回の薄めた液肥と朝夕の霧吹き給水で管理しています。

水やりが心配なら定説通り「ベラボン全体が乾いて、鉢が軽くなったタイミング」で、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えましょう。

まとめ

今回はモンステラの茎伏せで茎が腐る・黒くなるというお悩みの解説でした。

雑菌に注意して茎伏せする前に殺菌処理をしてから茎伏せすると成功率が格段に上がります。

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